今活躍している文化人や学者、スポーツ選手の人たちは、幼いころからレッスンや塾などのレッスンを受講していた人も多いです。
自分の子どもが大きくなってきて、そろそろ何かを習わせようと考えている方も多いのではないでしょうか。
何を習わせるにしても、ワンマンで経営しているところと、法人で経営しているところがあります。
そこで、ここではワンマン経営の習い事に通わせるメリットを紹介していきたいと思います。
臨機応変、柔軟なレッスン内容にできる
ワンマン経営の大きなメリットは、指導者がある程度独断でレッスン内容を決められるということです。
もちろん経営するにあたって最低限やらなくてはいけないこと、逆にやってはいけないことはあります。
ですが、例えばレッスンの時間や取り入れる教材、時間帯などは本社に確認せずともその場で決めてしまえることが大きな利点です。
病欠してしまった生徒が後れを取り戻すために別日にレッスンをする、というような柔軟な対応ができるのです。
また、受講料に関しても調整が可能なところもあります。
個人の都合で人より受講時間が短くなったとしても、法人経営の場合は他の生徒と同じ受講料を徴収するのが一般的です。
しかし、ワンマン経営の場合だと、月の受講時間を計算して少なくなった時間分を差し引いてくれる、といった親切なところが存在します。
さらに、子どもだけでなく大人に対してもレッスンを受け付けていることが多いです。
法人経営も大人でもレッスンを受けられるようになっているところはありますが、子どもコース・大人コースのように分けられており、時間帯に制限がされていることが多いです。
ワンマン経営でマンツーマンレッスンを行なっているところならば、柔軟なレッスン内容を期待することができます。
個人の性格に合わせた内容で上達
多くの生徒を抱えているところでは、生徒の性格や得意分野によって差が出てきてしまいます。
競い合うことで上達を促進することも期待できますが、自分の思い通りにいかない歯がゆさからレッスンを辞めてしまう生徒も少なくありません。
そういった際、法人の経営だとレッスン内容を一人だけ変更するのが難しいのが実情です。
ですが、ワンマン経営であれば、苦手な分野を時間をかけて克服したり、得意な分野を特化することに集中させたりすることも可能となります。
特に小学生までの小さな児童であれば、やる気を引き出す工夫を施すだけで目覚ましい成長を遂げることも十分にあり得ます。
マンツーマンでレッスンができるところに限られますが、ある程度融通が利くという点ではワンマン経営のほうが強いと言えるでしょう。
時間帯や家の事情なども調節しやすい
レッスンを希望する人の中には、家の事情で時間帯に制限があったり、他の習い事と掛け持ちのために長時間レッスンを受けられない児童もいます。
そういった児童のために、学校でいう補習のような制度を設けられているところもあります。
法人経営だと講師やコーチが雇われている人が多いため、残業時間の削減等を理由にそういった生徒は内容が後れていきます。
補習を行なうといった時間の調節や労働力の割り当てが難しいためです。
その点、ワンマン経営の講師はある程度なら時間をずらしたり、別の日に穴埋めをするようなことができます。
もちろんすべてのワンマン経営者がそうできるわけではありません。
しかし、法人経営よりはそういったことができる可能性が高いというのも事実です。
ワンマン経営と法人経営、どちらもそれぞれにメリットがあります。
安定して通うことに問題なく、誰かと競い合うことで自分を成長させたり鼓舞させたい人は法人経営のほうが向いているのかもしれません。
ワンマン経営のところに通わせるメリットは、指導者と受講者との距離感にあるといってもいいでしょう。
ワンマン経営の指導者やコーチは、法人経営の人たちよりも受講者と親密なコミュニケーションをとることが可能になります。
スポーツなど、肉体や精神のコンディションが重要となる分野に関しては、ちょっとした異変や顔色の違いに気づきやすくなります。
法人経営で多くの生徒を一度に見るタイプのレッスンだと、なかなかそうはいきません。
また、名前を憶えてもらえるというのも利点かもしれません。
法人経営だとどうしてもレッスンの規模が大きくなりがちなので、指導者は受講者の名前を記憶しておくことが大変です。
先に述べた心身のコンディションを察知するところまでいくのもかなり困難になります。
受講者の性格や体力、生活リズムを重視して深い指導をしてもらいたいという人は、ワンマン経営のところへ通うのがベターでしょう。
そこで磨かれた技術ももちろんですが、仮にその道のプロになることができなかったとしても、指導者との絆や思い出なども、今後の人生で役に立つのではないでしょうか。