子供に習い事をさせたいという場合には、親としてもいろいろと悩みどころです。
将来的に役立つことを学ばせたい、習い事を通じてコミュニケーション能力や協調性や自立心など子供の成長につなげていきたい気持ちもあるでしょう。
せっかく親が一生懸命悩んで最もいいという習い事を子供にさせたとしても長続きしないというのでは意味がありません。
その原因をチェックしてみましょう。
楽しくないからすぐに飽きてしまう
子供に習い事をさせても続かないという場合には、本人がそのことに対しての興味がなく楽しめていないという点が原因となるケースもあります。
大人なら楽しくないことでも先々の役に立つことならと我慢して努力することも可能ですが、まだ小さな子供の時期では、一生懸命頑張るには楽しいかどうかという点が重要になります。
興味がわかなければ、すぐに飽きてしまうため他のことに夢中になってしまうでしょう。
そのため親が子供のためにと思って選んだことであっても、肝心の子供が興味を示さなければあまり意味がありません。
特に親が決めたことを子供に強制してしまうというのは注意が必要です。
ただでさえ興味がないことなのに、嫌なイメージしか持てなくなり余計に敬遠してしまう傾向もでてきます。
子供が楽しめるように親がサポートしてみるなどの工夫は必要ですが、強制的に習わせるというのはよくありません。
きちんと子供のことを思うなら、無理強いはせずに楽しいと感じられるように、親が子供に習い事に対して理解をさせるということが必要です。
習っていて成果がでないと長続きしない
大人でもいえることですが、成果がでないと飽きてしまう、嫌になってしまうこともよくあります。
仕事であっても私生活であっても当てはまることです。
これは子供の習い事でも同じことがいえます。
せっかく練習をしていてもそれが結果として結びつかなければ嫌になってしまうこともあります。
本人が努力した分、きちんとした成果として実感できるような状況が必要といえます。
習い事をさせるならば子供がそれを実感できるように、親が褒めてあげましょう。
褒められることは、やる気につながるためさらなるステップのために子供も積極的になれる傾向があります。
失敗してもサポートをする、うまくいったら褒めるということが重要です。
子供を飽きさせない、やる気を失わないようにするためには、親がきちんとその成果に対してサポート、褒めて才能を伸ばしていくということも必要だといえるでしょう。
興味のあるものでないとストレスを感じてしまう
興味のないものを習っていても、やる気もでず精神的にはストレスとなりがちです。
子供にとっても多感な時期にストレスを抱えてしまうのは成長を阻害することにもなるでしょう。
この点からも、できるだけ子供の興味を示すものをさせるということが大切です。
本人に確認をしてみてもその時点では、興味があるようなしぐさ、言動をしていても実際に体験してみなければ本人にも興味あるものかどうかは判断しにくいでしょう。
経験してみなければわからないことがあるのは、大人でも同じです。
その点からも、長続きさせるためには体験レッスンなどを活用してみるといいでしょう。
実際に体験してみることでわかることもでてくるため、子供が体験し、興味を示すかどうかという点をチェックしてみることが大切です。
嫌がることもなく楽しいと感じられるならばその後も続く可能性は高くなります。
一番重要なことは、子供と親とのコミュニケーションです。
親としては子供のためにスキルとして身につけさせたい、将来役立つものを今の内から習わせたいという気持ちがあるため、親の思いを子供に押し付けがちになってしまうケースもあります。
そのため、子供の話をよく聞かずに習い事を決めてしまうケースも存在するため、結果として長続きせずに終わってしまうこともあるため注意が必要です。
きちんと子供と向き合ってどのような考えを持っているのかなどもよく話すことで理解をしていくことも大切だといえます。
習い事に関して、子供がその時のことを親と会話する、成果に関しても会話の中で聞けることにより褒めてあげるなどしていくことで会話によって子供の気持ちや一生懸命に取り組んでいるかなど見えてくることもあるでしょう。
長続きさせるためには、このように子供と向き合いコミュニケーションをとるということも重要なポイントといえます。
子供が習い事に対して続かないという場合には原因があります。
楽しめない、興味がない、成果として本人が実感できていないなどさまざまですが、親がきちんと子供と向き合い、コミュニケーションをとることで子供の気持ちの変化やサポートをしてあげる、褒めることにより子供が少しでも興味を持てるように誘導してみる、習っている時の出来事などに関してもきちんと聞いてあげることなども大切です。
子供が興味をなくさないようにサポートしていくことなど親も日ごろから子供に対して心がけなどが大切ともいえます。