子供に習い事をやらせる目的は家庭によって異なります。
単純に得意分野を作るためだったり、得意分野を見つけるためだったりということが多いものです。
さらに自立心を芽生えさせるためといったことも挙げられるでしょう。
得意分野ができたり得意なものが伸びたりする
子供に習い事をやらせる目的はいろいろあります。
例えば、そろばんを習わせるという場合、これは算数の成績が伸びるようにするためだったり、計算能力や暗算力を身につけるためだったりということが多いものです。
最初はそのような理由でももちろん構いません。
結果的には子供のためになっていればいいのです。
そろばんをやってみたことによって、将来、数学が好きになって数学者になったというのなら習わせた甲斐があることでしょう。
しかし、習わせたからといって必ずしも誰もが身になるというわけではありません。
そろばんを習って数学者になった人は、たまたま得意分野が自身に合っていたのでしょう。
このように、それぞれの得意分野が見つかればそれをより伸ばすことができます。
何も得意なものがない子供に得意分野ができれば、向上心が湧いてくることでしょう。
やる気を起こさせるために何かやらせてみるというのもいいかもしれません。
それから、どんなものが子供に合うのか知るためにも、いろいろな体験レッスンを受けてみるといいでしょう。
最近は無料で体験レッスンを受けられるところが多くなっています。
その中で子供が興味を持ったものに正式に申し込めばいいのです。
やりたくないものを無理にやらせるのは避けましょう。
子供がやりたいというものから順に始めることをおすすめします。
ただし、何でもやりたがるもののすぐに飽きてしまうのは良くありません。
その点は十分、子供と話し合って決めることが大事です。
飽きやすい性格の子供とは十分に話し合いましょう。
協調性を伸ばしたり自立心が芽生えたりする
それから、習い事をすることによって協調性を伸ばせることもあります。
例えば、一人っ子でいつも家で一人で遊んでいるという子供はなかなか同年代の友達もできにくいことでしょう。
このままだと引っ込み思案になってしまったり、人見知りになってしまったりすることもあります。
幼稚園や小学校に行けば同年代の友達ができるようになりますが、それだけではなかなか協調性を伸ばすことはできません。
そこで、幼稚園や小学校以外にもいろいろな人と出会える場を設けるというわけです。
住んでいる区域外からもいろいろな子供が通ってくるので、幼稚園や小学校とは違った人間関係を築けるようになります。
これが子供の成長にも繋がってくるかもしれません。
また、自立心を芽生えさせるという目的にもなります。
今まで何でも親に言われないとできなかった子供でも、いろいろな人と一緒に学習することで自分で何でもできるようになることがあります。
というのも、学習する場には親も幼稚園の先生も小学校の先生もいないからです。
いつもとは違った場で学習することに成長を見出すことができるというわけです。
実際に習い事をするようになってから、子供が自分から積極的に話をするようになったということもあるでしょう。
自立心を芽生えさせたいというのなら何か習わせてみるといいかもしれません。
将来のために役立てられるようになる
そして何と言っても、何か習うことによって将来に役立てられることが挙げられます。
例えば、最近とても人気なのは英会話です。
小学校でも英語の授業を行うようになったこともあり、小さいうちから英会話スクールに通わせる親が増えてきています。
小さいうちだと吸収力も早いので、自然と英語を覚えることができるのです。
それに、英語は学んでおいて損はありません。
日本にもたくさんの外国人がやって来ています。
大人になってから様々な外国人と出会う機会はあることでしょう。
道を聞かれることもあるかもしれません。
そんな時にすぐに対応できればそれに越したことはありません。
仕事でも英語が必要になることがあります。
海外の企業とやりとりをする機会もあることでしょう。
英語を話せない人と話せる人とでは、企業も断然、話せる人を採用したいと思うものです。
このような理由から、英会話を習う人が増えてきています。
それに何かを学んでおくことでそれを活かした職業に就くことができるかもしれません。
仕事の選択肢が広がったり、視野が広がったりすることもあるでしょう。
また、子供のうちは何が得意なのか、どんなことに才能があるのか分からないものです。
それを探すためにもいろいろなものを習ってみるというのもいいかもしれません。
金銭的に余裕があり、時間的にも余裕があるようなら、ピアノや水泳、英会話というように、複数をかけもちしてみるのもいいでしょう。
その中に能力のあるものがあるかもしれません。
上記のように、子供に習い事をやらせる目的はたくさんあります。
いずれにしても子供にとってメリットとなるようなものを選ぶことが大事です。
もちろん子供の意見も尊重しましょう。
やりたいことをさせるというのもおすすめです。