子供が習い事をするときはいつかはやめなければいけません。
年齢制限を超えるなどであれば卒業の形になりますが、それ以外の理由のときはそれなりに一定の過程を踏む必要があるでしょう。
適切な方法を確認しておきましょう。
将来的に再度習わせるかもしれないとき
子供の習い事においていろいろな事情で辞めないといけないときがあるでしょう。
子供の一時的なわがままで続けたくないと言ってくるときもありますし、運営方針に問題を感じて別のところで習わせるために辞めるときもあるでしょう。
もちろんそのときに本当のことを言っても構いませんが、できれば立鳥跡を濁さずの辞め方をした方がいいときもあります。
辞めるのを告げたときにそれを聞いた相手が嫌な気持ちを持つような辞め方をするのは避けましょう。
なぜ円満に辞めた方がいいかですが、将来的に再度習わせたくなるかもしれないからです。
子供の一時的なわがままだとその事情がなくなる可能性があります。
気持ちが落ち着いてきたときに再び始めたいと言い出すかもしれません。
又他の教室で習わせようとしたときも、結局前に習っていたところの方がいいので子供を戻したくなるときがあります。
円満にしておけば、再度入り直すときも話がしやすくなります。
その気がなくても円満にしておくのが良いでしょう。
金銭的な問題など親の都合があるとき
子供に習い事をさせるときの注意としてお金の問題があります。
よほどでないとお金がかからないことはありません。
たとえ月謝などがなくても移動のためのお金がかかったり、親が付き添わないといけなければその分のお金が必要になります。
月謝がかかるときは月謝だけに目が行きがちになりますが、それ以外にかかりそうなお金も考慮して始めるようにしましょう。
習い始めてせっかく子供が楽しんでいるときに払えなくなったではかわいそうな状態になります。
そうはいっても親の事情は結構変わりやすいです。
転職などによって給料が下がったり、職種が変わって給料が下がるなどかつてのような給料がもらえなかったり予想通りに上がらないときもあります。
すると子供にかけるお金も考え直さなければならなくなり、最終的な判断として辞めることも視野に入れなければならないでしょう。
このときの辞め方としては、教室などへの対応よりも子供に対する対応をしっかり考えてあげる必要があります。
スポーツにしても勉強にしても今通っていて非常に楽しかったり、充実した生活を送っているかもしれません。
でもお金が払えないから行かせられないと聞くと後々までショックを引きずるときもあります。
子供にとってショックにならないような話し方をする必要があるでしょう。
場合によっては教室の方に相談をするのもいいかも知れません。
同じような事情で辞めた子などの例などを教えてくれるときもあり、その方法が良い可能性があります。
子供と話し合って続ける意味が少ないとき
習い事は子供がしたいと言って始めるときもあれば親が無理やりに始めさせるときもあります。
どんな始め方としても、そのうち子供は慣れてくるでしょうし、その中でいろいろな目標などを持つようになります。
スポーツなら強くなりたいとかプロ選手になりたいなどと考えるかもしれません。
勉強などの場合は検定試験の合格を目指すなど目標を持ちながら取り組んでくれます。
親としては子供の反応を見ながら、頑張っているようであればサポートをしてあげると良いでしょう。
しかし子供の様子を見ているとあまり楽しそうに見えないときもあるでしょう。
スポーツをするときも目標を口にしなかったり、日々している努力をしなくなったりします。
黙ってさぼるようになるときもあるかもしれません。
辞めたいからと言って簡単にそれを許すのは良くありませんが、嫌々で通っているのであれば続ける意味が少なくなります。
子供の習い事の辞め方として、しっかり子供と話し合うようにしてみましょう。
親がなぜ続けさせたいかを言えば子供はなぜ辞めたいかなどを言うでしょう。
互いに話をしたうえで通っている教室にも相談をし、続けている意味がなさそうであれば決断をします。
教室の方でも目的を失いかけている子供に対していろいろな対処をしてくれるときもありますが、それでもやる気が出てこないかもしれません。
教室の方にいろいろ苦労を掛けたのであればそれに対するお礼をきちんと伝えて辞めるための手続きを取ると良いでしょう。
どんなときにも心がけたいのが円満な対応です。
将来戻りたいときのことを考えておく必要があります。
親の事情があるときは、子供との話し合いが大事です。
続ける意味がないときは教室などと相談をしながら話を進めるようにしましょう。